面接と試験
選考試験は、面接だけの企業と面接と同時に筆記試験を行う企業があります。筆記試験は面接を補足するものですが、職務遂行能力や、職場適正などの参考になることには違いはないので、出来る範囲で対策をするべきでしょう。書類選考に通ると企業から面接、試験について連絡があります。筆記試験ありとだけ明記され、特に内容について記載がない場合はどのような試験があるか質問しても良いでしょう。
筆記試験
- 専門知識試験
- 応募した職種で必要な知識の試験。
今までの知識を整理しておくことで対策となります。焦らずに解けば、こなせる試験でしょう。
- 一般常識試験
- これは数年の積み重ねが大事なものです。分かる人には簡単だが、分からない人にはさっぱり分からない
、という感じでしょう。苦手だからといっても対策のしようがないかもしれません。最近のニュース
くらいは確認しておいたほうが良いでしょう。業界内で大きなニュースがあった場合は面接でそのことについて聞かれることもあります。
- 適正試験
- 学習力、判断力など基礎能力を試される試験です。公務員試験などの就職試験
に関する問題集の文章理解問題・数的推理問題などを解くのが対策となります。
- 作文試験
- 表現力や論理性など多くのことが分かる試験です
。当日提示される課題について、400〜800文字程度で記述するという事が多いです。
誤字や脱字は慎重さや丁寧さに欠けると判断されてしまいます。注意しましょう。課題は業種や職種に関係したことが多く、
今までのキャリアに結び付け、テーマを想定し、一度練習してみると良いでしょう。
- 性格適性試験
- 対策などは特にないので、正直に答える事がポイントです。
面接
- 面接時の服装
- 第一印象で最も大事なのは、清潔感と健康的な印象。見た目で印象の9割は決まると言えます。
- シャツにしわがよっていないか
- 靴が汚れていないか
- ひげやつめは伸びていないか
- 髪型はさっぱりしているか
- ネクタイは曲がっていないか
などは身だしなみとしては最低限のマナーです。必ず自宅でチェックしてから向かい、会場についてからのトイレなどでもチェックするようにしましょう。
- 面接時のマナー
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- 入退室のあいさつ
- 質問には簡潔に分かりやすく回答
- ハキハキした口調
- 姿勢に注意
- 視線は面接官へ向ける
- 正しい敬語
そのことについて聞かれることもあります。
面接で必ずされる質問
- 『これまで職歴について話してください』
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今までの業務・実績、それにより得た知識・評価を簡潔に答えます。必ず聞かれることなので、あらかじめ話しやすくまとめておくと焦らずに済むでしょう。自分のキャリアが応募職種や、応募先企業の業種でどう生かせるのか?を話すと良いです。
- 『当社を志望された理由はなんですか?』
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「経験を生かして、更なるキャリアアップを・・・」ではなく、その会社でどのように生かすのか?どのようにキャリアップをするのかを具体的に述べましょう。転職・退職理由と矛盾しないように答えるようにしましょう。
- 『転職(退職)された理由をお聞かせ下さい。』
-
前職への不満だけ述べて、それを退職理由とするのは良い印象ではありません。前向きな理由を答えるようにしたいですね。また在職中の面接でも退職後の面接でも、会社の内部事情や守秘義務のあることを喋るのは面接官には悪い印象を与えるものです。
- 『自己PRをして下さい。』
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自分の強みだと思うなら何を話しても良いでしょう。具体的なエピソードを交え、仕事でどう生かせるかを具体的に話すことが大事です。
- 『以上で面接は終了とさせていただきますが、何か質問はありますか?』
-
面接の最後には必ず質問を求められることが多いです。ホームページを閲覧したり、短い面接の中だけで応募先の事が全て分かるはずもありません。「特にありません」では、意欲を疑われる場合もあるかもしれません。あらかじめ質問を用意してから向かうのがよいでしょう。
例)
- 中途採用の方はどれくらいいらっしゃいますか?
- 職場の平均年齢は何歳くらいでしょうか?
- 差し支えなければ、今後の事業戦略をお聞かせ願えますか?
書類の完成
履歴書・職務経歴書が揃って応募書類となります。どちらかが良ければそれで通るものではありませんから、双方をよく確認し、自分の経歴・意欲が担当者に伝わるかどうか考えて書き、送付・提出しましょう。